学生ローンのデータベース

「学生ローンのデータベース」INDEX
下の図表は前ページの図表3のデータを基に、それぞれ「人数」と「残高」をグラフ化したものです。
借り入れ件数別にみると、借り入れ1〜4件の層では人数がほとんど変動が無いのに対し、5件以上の層が減少してきていることがわかります。
この1年の消費者金融市場を鑑みると、学生ローン等も含めた貸金業者が与信枠の設定を低めにしている為、借り入れ件数の多い人の新規借り入れが難しい状況となっており、図表に現れた借り入れ件数変動の要因としては、
@借り入れ5件以上だった人が、借り入れ件数を何件か減らして1〜4件の層に移った。
A1〜4件の人が完済して借り入れ0件になった。
B借り入れ0件だった人が新規借り入れで1〜4件の層に入ってきた。
以上のようなことが考えられますが、逆にこの1年で借り入れ0件だった人が急に5件以上になる、あるいは1〜2件から5件以上になるといったことは考えずらいことから、借り入れ1〜4件の層が安定しているのは、上記「@の人数」と、「AとBの人数の差」が、ほぼ同じであったと見る事ができます。
学生ローンのデータベース・トップページ
全情連データベースの内容
統計データの読み方
統計データの読み方A
延滞情報の有無の変化
登録人数の減少
残高有り登録件数減少要因の分析
学生ローンのWebデータ
学生ローンのWebデータA
学生ローンのデータベースMobile

■全情連統計の解説

1.人数と残高の変化

図表 4
無担保無保証借入の残高がある者の借入件数毎登録状況推移(人数)
無担保無保証借入の残高がある者の借入件数毎登録状況推移(人数)

図表 5
無担保無保証借入の残高がある者の借入件数毎登録状況推移(残高)
無担保無保証借入の残高がある者の借入件数毎登録状況推移(残高)

※上記コメント解説は、全情連の見解によるものです。
当サイト「学生ローンのデータベース」では、独自に以下の見解も追記したいと思います。

@5件以上の借り入れがある者は、借り入れの期間も長く過払い金返還請求対象者であること。
過払い金返還請求対象者が権利を行使した結果、残高の減少、あるいは残高0となるケースが多く、この為に多重債務者が減少している。

A過払い金返還請求対象者が権利を行使しなかったとしても、そのリスクを早めに回避したいという貸金業者の思惑から、対象者の金利を任意で0%ととし、入金があったものを全て元金充当処理をして、早めに完済させるように仕向けたこと。
「仕向けた」と言うと言い方が悪いかも知れませんが、返還請求対象者の中で権利を知りながらも、自分の中でそのような行為が許せないと考える人達も多く、こうした人達にとっては結果として大きなサービスとなっていることを忘れてはいけません。

B体力の衰えた貸金業者が「貸し渋り」に向かった為、借りたくても借りられない人達が急増し、そういった人達がヤミ金業者やネオヤミ金に走った。
(ネオヤミ金等については、学生ローン・キャッシングの案内所をご参照下さい。)

以上の事から、当サイト「学生ローンのデータベース」としての見解は、過払い金返還請求が相次いだ事、また、借りられない人々(消費者金融トリビア参照)がヤミ金やネオヤミ金に走った為、結果として多重債務者が減少したと結論付けたいと思います。
しかも「減少した」は、あくまでもデータ上の数字であり、ヤミ金などへ走った人々の数字はデータには含まれていない事も留意しなければなりません。

学生ローンのデータベース 〜全情連統計データの読み方〜